キーボードに水をこぼしてしまった!!解決策をご紹介!
テレワークが急増している今、仕事の合間の休憩や眠気を覚ますためにお水やコーヒー、紅茶などを作業のお供にしている方も多いのではないでしょうか?
好みの飲料を飲むことでリラックスして作業に臨めますが、ふとした瞬間にグラスを倒してしまうなどのトラブルが起きてしまうこともあるかと思います。
こぼしてしまった液体で電子機器に問題が起きてしまってはひとたまりもありません。今回の記事では、キーボードに水をこぼしてしまった時の対処法を紹介します。
❶キーボードに水をこぼしてしまったらどうなる?
キーボードに水をこぼしてしまうと、キーを押しても反応しなくなったり、入力動作に不具合が起こるなどの故障だけではなく、最悪の場合には発煙や発火に繋がる可能性もあるので、すぐに何らかの対処をする必要があります。
この記事で紹介する方法を試して被害を最小限に抑えましょう。
❷水をこぼしてしまったときにする対処
キーボードの全面に水分がかかってしまった場合、防水のキーボードでもない限りはメーカーで買い換えになるケースがほとんどです。
決して安くない機器ですし、なるべく自力でどうにかしたいですよね。
水濡れは初期の対応が今後の損傷の進行に大きく影響します。まずは慌てずに次の手順を試してみましょう。
※この記事ではあくまで一例を紹介しています。各メーカーによって推奨する対処法が異なるため、注意しましょう。
❸ノートパソコンの場合
ノートパソコンのキーボードに水などの液体をこぼしてしまった場合、キーボードがパソコン本体と同化しているために、キーボードだけの破損にとどまらずパソコン内部の基盤や、バッテリー部分にまで影響が及ぶ恐れがあります。
最悪の場合にはパソコンが動作しなくなるなどの故障が発生することもあるので、もしも水をこぼしてしまった場合には正しい手順で早急に水分を除去する必要があります。
以下にて、ノートパソコンのキーボードに水をこぼしてしまったときの対処方法をご紹介します。
・電源を落とす
水濡れしたパソコンの破損で多いのが、通電時のショートによる基盤の破損です。
通電によるショートを防ぐためにマウス操作でパソコンの電源を落としましょう。
※パソコン本体のボタンを直接操作するとショートする恐れがあるので必ずキーボードではなくマウスで操作するようにしましょう。
・バッテリーと周辺の機器を全て取り外す
ノートパソコンはバッテリーを搭載しているため、電源を切っていたとしても、内部に電気が溜まっている状態です。この内部に溜まっている電気を放電するために、ACアダプターやマウス、バッテリー類などノートパソコンに接続されている機器を取り外しましょう。
この作業の目的は、パソコン本体に電気を残さないことなので、しっかり電源が切れているかを確認しながらバッテリー類を取り外すようにしましょう。
・表面の水分を拭き取り、水切りをする
周辺機器を取り外したら、こぼしてしまった水分を拭き取りましょう。
まず、柔らかいタオルで優しくパソコン本体を傷つけないように水分を拭き取ります。
次に、パソコン本体の内部にある水分を排出するために、タオルで押さえたままノートパソコンをひっくり返します。この時、画面の故障を防ぐために水分が画面の方へ流れないよう十分注意して作業するようにしましょう。
この水切りをすることによって基盤への影響を最小限に抑えることができます。
・パソコンを乾燥させる
水切りをおこなった際の状態で、水が完全に抜けるまであとはひたすら放置します。この時、直射日光を避け、日陰で乾燥させるようにしましょう。
ドライヤーの風を当てて乾燥させようとしたり、乾燥剤と一緒にジップロックに入れて数日放置させるなどの対応は故障の原因に繋がるので、絶対にやめましょう。誤った対処をしてしまうとメーカーでの修理となった際に補償が受けられなくなる場合があります。
・電源を入れて動作を確かめる
十分に乾燥したら、パソコンが動作するかのチェックをおこないます。
この時、一時的にパソコンが動作していても後から故障するケースがあるため、無事に電源が入ったら、まずはデータのバックアップをとるようにしましょう。
十分に乾燥させても、キーボードだけが動作しない、画面が映らない、電源自体が入らないなど様々な故障が発生することがあります。
そうなったときには、無理して自分で修理しようとせず、メーカーや修理業者に修理を依頼しましょう。
・修復できなかった場合は業者へ依頼
パソコンは精密機器です。特にノートパソコンの場合は内部構造が複雑なため、自分で修理をするのは難しいでしょう。応急処置を済ませても直らなかった場合は、修理業者に依頼するのが賢明です。
また、ジュースなどの糖分の入ったドリンクをこぼしてしまった場合は乾燥してもパーツの腐食やサビを引き起こし、直ったように見えても内部で問題が起こっているケースが多くあります。この腐食やサビがのちのちの故障の原因となることもあるので、分解、清掃などを自分で対処せずに最初から業者へ依頼するのも有効です。
❹デスクトップパソコンの場合
デスクトップパソコンの場合、キーボード本体とパソコン本体は別個になっているので、キーボードに水をこぼしたとしてもパソコン本体に影響があることはほとんどありません。
とはいえ、長年使用したキーボードであれば愛着もあり修理したいという方もいるでしょう。
デスクトップパソコンで使用するキーボードの修理方法について紹介します。
・キーボードを取り外す
デスクトップパソコンのキーボードを修理する場合は、まずキーボードをパソコンから取り外します。
ノートパソコンと違い、デスクトップパソコンではパソコン本体に接続しているケーブルを抜けば電源が切れるので、通電によるショートを防ぐことができます。
このとき、キーボードを傾けたりしてなるべく水分を切っておくようにしましょう。
・水分を拭き取り、乾燥させる
ここからはノートパソコンと同様の手順です。キーボードの水分を柔らかいタオルなどで拭き取り、ひたすら日陰で乾燥させます。よく乾くように風通しのよいところに置いておくとよいでしょう。
また、ドライヤーの温風で乾かすことは故障につながるのでノートパソコン同様、控えましょう。
・修復できなかった場合は買い替えも検討
自分で修理を試みても状態が改善されなかった場合には、キーボード自体を買い換えましょう。
幸いデスクトップパソコンの場合、キーボードを交換するだけでパソコン自体は問題なく使えるようになるので、思い切って新しいキーボードを導入してもよいでしょう。
お気に入りのキーボードを修理して使い続けたいと考える人もいるかと思いますが、キーボードの修理は大部分のパーツが交換となることが多く、新しくキーボードを購入する金額と差があまりないことも少なくありません。
無料保証期間内などでなければ、買い替えを検討するのがスムーズです。
いかがでしたか?
今回ご紹介した対処法はあくまでも一例であり、復旧したとしても数日後に不具合が出てくる可能性もあります。動いたからといって安心せず、すぐに対応できるように信頼できる業者を探してしておきましょう。
防水のキーボードカバーの他にも蓋のついたタンブラーでドリンクを飲むようにしたり、ペットや子供の手の届かないところ、湿度の低いところで作業をするようにするだけでも水濡れの予防になるので、普段から工夫してキーボードを守れるといいですね。